「エンディングノート」と「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)。いったい何が違う?そして活用法とは?
最近よく耳にする「人生会議(ACP)」。自分の想いを伝えるエンディング活動のひとつではありますが、では「エンディングノート」とは何が違うのか?類似点と相違点、そして活用方法を、奈良の行政書士が解説します。

エンディング活動(終活)のひとつとして最近注目されているのが「人生会議(ACP)アドバンス・ケアプランニング)。自分の想いを伝える方法として有効な手段として取り入れられてきておりますが、では、従来からある「エンディングノート」とはいったい何が違うのか?それぞれの概要を簡単にまとめながら、類似点と相違点、そしてそれぞれの活用法をみていきます。
①そもそも「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)とは?
厚生労働省が推奨している「人生会議」。終末期におけるご本人の医療・ケアや、どんな生き方・
最後を大切にするのか、について家族・ご本人・医療、介護チームで前もって主に会話を重ねながら
それぞれと共有しあうという取り組みです。別に面と向き合ってしなくとも普段の雑談から話題
が出たときに話してみるといった形で十分。また想いが変われば変更もかまいません。
すべてご本人の想いが叶うわけではありませんが、事前の会話にてご本人の意思や想いを確認し、
それを尊重することにより、ご本人が意思能力を失った後でも医師・ご家族でスムーズな治療方法
の決定ができ、後悔や葛藤を減らし、ご本人らしい最後を迎えることができることとなります。
②では、「エンディングノート」とは改めて何か?
エンディング活動ではすっかり定着した「エンディングノート」。自身の「もしも」に備えて
人生・思い出・希望・財産・連絡先や医療関連・死後の希望などをまとめたノートのこと。
特に形式に決まりはなく、伝えたいことを書いて保管すればOK。書きなおし等も自由です。
ご自身の万一の際、ご家族が困らないように、また自分の想いを伝えるアイテムとして、必須
となってます。
(詳しくは弊所HPブログ「エンディングノート」って何?をご覧ください)
③2つの類似点と相違点とは?
どちらもエンディング活動(終活)において、
・自分の想いを整理し、相手に(医療チームや家族等に)伝えるツール
・まだご自身が元気なうちに取り組むのがおすすめ。
・一回作ったら終わりではなく、何度も見直し、再作成が可能であり更新が必要
と、いう類似点があるものの
・「人生会議(ACP)」は会話中心。「エンディングノート」は記録(文章)中心。
・「人生会議(ACP)」は終末期医療・ケアについて焦点を。
「エンディングノート」は医療だけでなく、財産、死後の希望、思い出、その他
(デジタル資産や趣味、推し活など)エンディング活動(終活)全般について取り組む
ところが違ってきます。
④それぞれを上手に活用するには?
前述のとおり、エンディングノートは終活全般を「総合的」に、「人生会議」は終末期医療
に「特化」した取り組みのため、
1,エンディングノートに想いや希望をかき出して整理をし
2,それを踏まえて、人生会議で医療チームはご家族と話をしていく
と、いった活用法が有効ではないでしょうか?
今回、ほんとの最初の概要部分だけに触れ、それぞれの類似点と相違点を見てきましたが、
「人生会議」にせよ「エンディングノート」にせよ、本来はこんな軽い説明のものではなく、
より濃く、もっと深いものであり、終活における重要な手段です。
自分が最後まで「自分らしくありつづける」ために、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。
「人生会議」についてはかかりつけのお医者様や介護チームの皆様とも一度お話を
伺っていただけたらと思いますし、またの機会に、こちらのブログでも触れていきたいと思います。
日々、皆様のお役に立てるべく「士業」が奮闘しております。
困った時には「街の法律家」でもある「行政書士」に、ぜひご相談下さい。
 1000-×1000px jpg-e1744034025457.webp)