ラクーンドッグ行政書士事務所

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2025/6/28 「交通安全白書」からみる
「高齢者ドライバー」の交通事故の現状

暴走・逆走などによって高齢者ドライバーが事故を起こすニュースが、ほぼ毎日のように報道されています。

今日は、令和6年の「交通安全白書」の内容から、高齢者運転手の事故の「現状」を簡単に見ていきます。


最近の話題でよくあがってくるのは。高速道路や自動車専用道路等の「逆走事故」についてですが、事故全体の54.2%が65歳以上の高齢者ドライバーによるもの。やはり半数以上が高齢者によるもの。

また細い道路から2車線以上ある大きな道路に右左折で入る場合も誤って反対車線へ進入してしまって事故になるケースも。

「逆走」を「逆走している」と思っていない方も多いようです。

いずれにせよ、「逆走」は正面衝突の危険が大なので、運転の際は状況をしっかり判断すること。また、判断できる能力があるかが重要です。

人的要因による発生状況を見てみると、70歳以上から「操作不適」による原因が飛躍的に増加。「ハンドル操作ミス」や「アクセルとブレーキの踏み間違い」の割合が高くなってきます。特に80歳以上の方になると実に3割が「操作不適」によるもの。やはり加齢による身体能力の低下や、認知機能の低下が主な原因と推察できます。車両単独による死亡事故や出会い頭による死亡事故の割合が高いのもこうした原因からなのでしょう。

こうしたことを踏まえると、高齢運転者に対する対策の強化として、先進安全技術の開発や普及促進,安全に運転できる交通環境の整備,加齢よって運転に不安を覚える高齢者への支援、さらには、先日のブログでも書きましたが、自分自身が運転しなくてもいい「移動手段の確保」が必要になってきます。このような取り組みは、行政だけの問題ではなく、周囲の方々も一緒に考えていく必要があると言えるでしょう。

「危険予知トレーニング」や「ヒヤリハット」などの活動も有効かもしれませんね。高齢者による加害事故をいかに防ぐか?今後も考えてまいります。

このような事例にも詳しい「士業」の先生方が数多く活躍されています。誰に相談すればよいかわからない時は「街の法律家」行政書士に一度ご相談下さい

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