ラクーンドッグ行政書士事務所

奈良で「遺言」「相続」「おひとりさま」のサポートを。

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2025/6/10 【タヌキのひとりごと】
 「エンディングノート」って何?

よく、「終活」の時にでてくるのが「エンディングノート」のお話。

すっかりおなじみになりましたが、実はその歴史は意外と浅く、

1991年頃に「マイ・エンディング私の準備ノート」という本が

出版されて世に広がったと言われています。

 

手に入れるのは全然難しくなく、公的機関や終活関連の企業が無料で配布していたり100均ショップでも購入することが可能。またPCを使ってデーターとして保存できたりも。WordやExcelでも保存できる無料ファイルもあるようです。

ちょっとおしゃれなものだと1000円前後で販売されています。

さて、この「エンディングノート」ですが、いったい何か??

一言でいってしまうと、何かあった時の為の、いわば「連絡帳」。サポートしてくれる人に自分のことを

伝えるためのノートになります。

特に動けなくなってしまった、や、話すことが難しくなったなどの時のためにご自身のことを書いておくと

もしもの時にスムーズに対応してもらいやすくなるので、今日、終活における必須アイテムになりました。

今日、病気やケガ、また不慮の事故や予期せぬ病魔によって突然命を落とすことも。

そのため、何歳から書き始めればいいとかはなく、思い立ったら一度ぜひ書いてみて下さい。

特に「おひとりさま」や独身で一人暮らしの方はぜひともお勧めします。

 

何を書くかはあなた次第。なんにも決まりはありませんので、好きに自由に書いていただいて

大丈夫。ただ、戸惑う方も多いでしょうから、書いておいた方がいい内容をピックアップしました

ので、よければ参考にしてみてください。

 

但し、ご注意頂きたいのは「エンディングノート」は『遺言』にはなりませんので、

「〇〇に現金を1000万円贈与する」とかは書かないように。無効になっちゃいます。

財産・権利関係はきちんと遺言として下さいね。

 

項目内容
①基本情報・お名前 ・生年月日 ・血液型 ・住所 ・本籍 ・マイナンバー ・家族構成 など
②資産の状況・預貯金 ・生命保険 ・不動産 ・株式や債券(NISAやidecoも)・貴金属や美術品 
・ローン、借入金、キャッシング など  (必要に応じて、口座番号や暗証番号)
③医療や介護の希望・持病、治療中の病名とその服薬(名)状況 ・アレルギー ・かかりつけ医 ・希望の介護スタイル
・延命治療の希望の有無 など
④亡くなったときの希望・宗教 ・葬儀の内容 ・参列者の希望 ・葬儀社の希望 ・納骨方法 ・お墓の希望 ・喪主は誰にするか など
⑤遺言書や相続・遺言書の有無、ある場合は保管場所と種類(自筆?公正証書?秘密?) ・形見分け など
※具体的な相続内容は「遺言書」に。
⑥連絡先・知らせてほしい方の連絡先を優先度合いに応じてまとめておく(緊急時は誰?それ以外は誰?と、いうように)
⑦その他・インターネット、スマホアプリの各利用状況やSNSの利用状況(IDやPW) ※特に有料サイトやサブスクは注意
・ペットに関すること(名前・年齢・性別・健康状態・好物・万一の際の引取先 など)

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